報恩の集い

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2月29日(木曜日) 岡山芸術創造劇場ハレノワ大劇場にて「報恩のつどい」が開催されました。
ここ数年のコロナ禍を越え、宗祖御入滅750遠忌に向けて出発点となる報恩の行事に岡山県内檀信徒約900名の参加を賜りました。
12時に開場となりましたが、このハレノワは昨年9月にオープンした新しい会場で、お越しになったことが無い方も大勢おられましたので、目新しく興味深く会場の隅々をご覧になっておりました。

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13時に日蓮宗岡山県連合護持会会長・箕島呑海寺護持会長 小銭敏男様の開会宣言により開会いたしました。
第1部の音楽法要は
大導師に岡山県宗務所長・妙本寺住職 平野信行僧正
副導師に岡山県選出宗会議員・宗蓮寺住職 垣本良明僧正
修法導師に岡山県修法師会長・正善院住職 壁村憲尚僧正
岡山県声明師会・岡山県修法師会・岡山県和讃会・寺庭婦人コーラス部出仕により行われました。

岡山県寺庭婦人コーラス部斉唱の「日蓮」から始まり、日蓮宗岡山県声明師会式衆による「対揚」、この「対揚」もいわゆる輪唱のような形で行われ、「回向伽陀」など日頃のお寺の法要では見られない声明も披露されました。

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また岡山県和讃会による「日蓮聖人奉讃歌題目1~3」の奉唱がなされましたが、今回は新たな試みで男性教師による和讃「日蓮聖人奉讃歌題目9~10」の奉唱もなされました。男性の声・女性の声それぞれの違いと良さが際立った和讃でした。

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そして岡山県修法師会による修法も行われ、舞台上から客席に向けて、力強い木剣の打ち鳴らす音が会場に響き渡り、お一人お一人の心に染み入ったと思います。

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大導師により導師敬白文が奉読され、宗祖750遠忌に向けて寺檀ともに更なる精進を誓いました。

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法要が終わりましてからは日蓮宗檀信徒協議会会長 池上幸保様の祝辞を頂戴し、休憩をはさみ、
第2部は「日蓮大聖人御一代記」と題して、
秋田県本住寺住職・大本山池上本門寺学監 山口顯辰僧正を講師に、日蓮宗に古来から伝わる「高座説教」が行われました。

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立て板に水が流れるようにすらすらと、日蓮大聖人のお姿やその周りにいる方々のイキイキとした様子が目に見えるように、そして老齢でありながらも身延山への参詣された阿仏房の逸話を舌を振るいお話されました。
お寺にお参りをされる檀信徒の皆さまも「心奮う思い」であったと推察いたします。御一代記を講演される際はその一部のみをお話しされるケースが多いのですが、今回は御降誕から入滅までお話しされるのはとても貴重な機会でありました。

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講演終了後、岡山県宗務所長 平野信行僧正よりお礼の挨拶がなされ、
今大会が皆様にとって「信仰の糧」となることを願うとともに、本年10月10日~12日に開催される「宗務所団参」の参加を強くお願いをされました。

あと、休憩時や閉会後のロビーにて「能登大地震災害支援金」のお願いもさせて頂き、県内教師や檀信徒の皆様から温かいお気持ちを頂戴いたしました。復興支援に役立ててまいります。

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当日スタッフでのお手伝い、ご出仕頂きました岡山県内教師の皆様、和讃会・コーラスの皆様、お手伝いいただきました業者の皆様、ご参加頂きました檀信徒の皆様に於かれましては、無事に今大会を円成いたしましたこと、深く感謝申し上げます。ありがとうございました。

なお、今大会の様子を宗務所Youtubeにて公開予定をしておりますので、公開の際には是非ご覧ください。

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